2020/02/24,25
BioSwing Dynamics in Tokyoのレポート
BioSwing Dynamics 2020 in Tokyo
マイク氏に初めてお会いしたのは2016年11月でした。
最初に「みんなスケール(メジャー)を持っているか?」と言われたことを今でも鮮明に覚えています。
彼が考案したスクリーンテスト
「身長」「腕の長さ」「肩から肘・肘から手首の長さ」「腰の回転角度・速度」「適正なスタンスの幅」「グリップ」「リンケージ」「リリース方向」等多くの事を測定します。
これらの特徴を数万人のゴルファーから統計を出し、指導法として理論化されたのが「BioSwing Dynamics」の基本です。
データは今も尚アップデートを続けてます。
セミナーの中で初めて会ったコーチを測定し、そのデータからどのようなスイングと弾道が出るのか?
スクリーンテストの結果データを見るだけで全て言い当てた事がありました。
マジックを見ているような驚きと衝撃は今でも忘れることができません。
私は彼の指導方法に感銘を受け、指導法を習得したい一心で世界中で行われているBSDセミナーを出来る限り受講し、彼との交流を深めていきました。
毎回セミナーを受けると少しずつBSDがアップデートされており、なぜそんなに早くアップデートが行えているのか?と質問をしたところこんな答えが返ってきました。
彼の言葉をそのままお伝えすると、
「僕は凄くラッキーなんだ。何故かと言うと、僕の周りには5人のバイオメカニストの他に各パート(3Dforceplate、MotionCapture、弾道測定器、コーチ等)
のスペシャリストが疑問に思うことを全てリサーチしてくれるんだ」
と教えてくれました。彼は協力者の人たちを「仲間(フレンド)」と呼んでいます。
さらにそのデータをフレンドだけではなく、セミナー受講者みんなに「惜しみなく」シェアしてくれる事が彼の凄いところです。
疑問に思うことは何でも質問してくれ!すべての事に答えるぞ!という姿勢は何度見てもかっこいいと思う一面です。
彼は自分の役目をこのようにお話します。
「僕の役目は、個々の体の作りはや感覚は違いがあり、誰かの真似をしようとしても出来ないスイングがあることは明白で、自分だけのスイングを仕立て上げる(オーダーメイド)事なんだ」
BSDセミナーは間違っている間違っていないではなく、その人に合っているスイング作りを統計に基づいた理論でより良い方向へ導いてあげるための指導法を多くのコーチに伝えるセミナーです。
私は日本のティーチング、コーチングをしている方々にBSDを体験してもらいたく、3年半かかりマイク氏を日本に呼ぶ事が出来たことを心の底からうれしく思います。
これは私の夢であり一つの目標だとマイクに伝えていました。
セミナーの最後に彼が皆さんの前で「ノリーの夢が叶ったな」と言ってもらえたことは今後の人生において大きな自信となっていくと感じています。
2日間のセミナーで色々な方々ともお話ができ、「内容が濃すぎ!」「参考になる」「謎が解けた」というようなコメントを沢山頂きました。
セミナーに参加された方はマイク氏の熱意を私が最初に感じたように肌で感じて頂けたと実感しています。
沢山の方々のサポートによって実現したBDS in Tokyo、またアップデートしたマイク氏のデータをシェアできる日が来るよう楽しみにしていて下さい。
今回受講された皆さんへ
2日間お疲れさまでした!
皆さんは目の前でマイクからBSDを伝授されました。
BSD認定書を皆さんのお仕事に有効活用して頂き、皆さんの指導にお役立て下さい。
わからない事や疑問に思うことはお気軽にPGSTに遊びに来ていただいて一緒に理解を深めていきましょう。
今回参加できなかったコーチの方にも是非次の機会に参加をして頂きたいです!
by Norry堀口(堀口宜篤)